ライヴ★ストラヴィンスキー:抒情劇「夜鳴きうぐいす」(ロト指揮:レ・シエクルほか)

ライヴ★ストラヴィンスキー:抒情劇「夜鳴きうぐいす」(ロト指揮:レ・シエクルほか)

ライヴ★ストラヴィンスキー:抒情劇「夜鳴きうぐいす」(ロト指揮:レ・シエクルほか)

ストラヴィンスキー:抒情劇「夜鳴きうぐいす」
 第1幕(00:00)
 第2幕(17:14)
 第3幕(32:14)

フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮
レ・シエクル
サビーヌ・ドゥヴィエイル(S:夜鳴きうぐいす)
シャンタル・サントン=ジェフリー(S:料理人)
シリル・デュボワ(T:漁師/第1の日本の使節)
ジャン=セバスチャン・ボー(Bar:中国の皇帝)
ローラン・ナウーリ(B:侍従)
ヴィクトル・シカール(B:僧侶)
ルシール・リシャード(A:死神)
アンサンブル・エデス(合唱)
2023年3月17日 パリ、シャンゼリゼ劇場にて収録

ハンス・クリスチャン・アンデルセンの『小夜鳴き鳥と中国の皇帝』をもとに、ストラヴィンスキーが1908年から作曲にとりかかって第1幕を完成、バレエ音楽「火の鳥」作曲のため一時中断ののち、1913年の「春の祭典」上演後に残りを作曲して完成させた全3幕からなるオペラです(そんなわけで、第1幕と第2幕以降の音楽語法は異なっているそうです)。初演は1914年5月26日、セルゲイ・ディアギレフの制作、ピエール・モントゥーの指揮によって行われました。
近年では、オペラ全曲の上演は少なく、第2幕以降の音楽をもとに交響詩に編曲された「夜鳴きうぐいすの歌(ナイチンゲールの歌)」がもっぱら演奏されています。

♪あらすじ♪(Wikipediaより引用)

第1幕
夜明け前の海辺で漁師が船に乗って歌う。漁師の楽しみは夜鳴きうぐいすが訪れて歌うことだった。
そこへ都から従者・僧侶・料理人らがやってきて夜鳴きうぐいすを探す。最初はさまざまな音を夜鳴きうぐいすとまちがえるが、ようやく本物の夜鳴きうぐいすに出会って、宮廷で歌うようにという皇帝からの招待を伝える。
夜鳴きうぐいすは、自分は自然の中で歌う方が好きだが、皇帝の招きならば応じると答える。一行は夜鳴きうぐいすを連れて都へ帰っていく。

第2幕
皇帝のいる陶器の宮殿はお祭り騒ぎで、何千ものたいまつや花が飾られる。皇帝の前で夜鳴きうぐいすは歌い、皇帝は感動して涙を流す。
そこへ日本からの3人の使者が到着し、日本の皇帝からの贈り物として機械仕掛けのうぐいすを献上する。
機械のうぐいすが歌う間、本物の夜鳴きうぐいすはこっそりと宮殿から去る。
皇帝は夜鳴きうぐいすがいなくなったことに気づいて不機嫌になる。
舞台の外で、死が近づいていることを漁師は歌う。

第3幕
皇帝は病気が重く、死神が皇帝の冠・剣・旗をつけてベッドの横にすわり、幽霊の合唱が皇帝の善行や悪行を歌う。
そこへ夜鳴きうぐいすが帰ってきて歌い、死神から冠・剣・旗を取り戻す。死神と幽霊は去る。
廷臣が皇帝の寝室にやってくるが、皇帝が完全に健康を取り戻したのをみて驚いて平伏する。
幕が落ちた後、漁師が再び舞台の外で歌う。

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